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カンボジア訪問記 写真集もみてください
36HR 村松 洋子(小宮)

同期会の場で皆様からご支援をいただき購入した絵本は、クメール語のシールを貼り、2月初旬にカンボジアに向け横浜港を出港しました。私たちカンボジアの初等教育を支援する会「ハンカチの木」では、4月3日〜9日までスタデイツアーに行ってきました。

 その際、垣生 さんの後押しもあり思い切って小川郷太郎大使にメールをして、ついに私たちメンバーは大使館を訪問することを許され、お忙しいスケジュールの中、大使室にてお会いすることが出来ました。草の根活動支援窓口の石本女史にもお引き合わせいただきおおいに感謝、感激した次第です。

 大使館は2年前とは大違い、移転して新築の立派なものでした。さすが支援ナンバーワン国の風格でした。4日の夜、王宮通り、(メコン川とトンレサップ川の合流点)ホテル近くのカンボジア料理レストランで一緒に食事をしていただきました。何て贅沢なことでしょう。これも静高同級生なればこそでしょうか。以前から同期会の支援で絵本を送っていることはメールしていましたが…。

 大使館のHP「大使のおしゃべり談話室」を愛読していた私にとって、小川さんは見慣れた顔ですが、彼には“どこのオバサン”と思われないように行く前に「静高78期同期会HP」のアドレスを送ったのですが(わたしのアドレス帳のは違っていたのかな?)開かなかった由。なのに、「覚えています」なんて、優しい心遣い。

 小川大使から皆さんへのメッセージ「是非、カンボジアに来てください。現地を見てください。11月には国交50周年を記念して催し物があります。日本からのツアーも多く組まれています。」とのことでした。

 小川大使は、カンボジアの人たちに高く評価されています。

今回のツアーを手配してくれたカンボジアの旅行会社のソポアスさんは、昨年カンボジアで大型サミットが開かれた際、大使館職員と徹夜で裏方を支えた人ですが、絶大なる尊敬の念を抱いて、大使のことを熱く語ってくれました。   大使は2年間でカンボジアの隅から隅までまわり、現状の把握と各種支援団体の活動も視察しています。だから、公的支援の優先順位、適材適所が図られているのです。

 レストランで食事をする時も、四駆のオフロード車にボデイーガード付き。川沿いをジョギングする時、ボデイーガードさんは車に乗ってお供するそうですよ。 

 皆さん、小川さんのいらっしゃる間に是非カンボジアに行ってみませんか?

現在のカンボジアは、日本の戦後間もない頃、私たちが幼稚園、小学校低学年の頃の姿です。(インテリ層、伝統文化を受け継ぐ人の層がゴソット消されているところが異なる)

個人的に語学を習い、有利な仕事に着こうとする若者、1冊の本に群がる子どもたち。学校に行かせてもらう喜びに満ちた瞳!   

 今の自分、現在の日本を考える時、そして節目の歳を迎え打つ今、仕事人間を卒業した後の自己実現を考えるヒントとなる時空が存在するように思えてならないのです。

 ちょっと、力が入ってしまいましたがカンボジア訪問記、お礼とご報告まで。 

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