友安君の作品について
(主にブローチ、イヤリング等装飾品)

和の技法

現代の技法を使って

ともやすの蜜蠟 ―原型を作る―

作品のもう一つの特徴

展示写真



和の技法
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鋳物の歴史は5000年以上に及びます。メソポタミア地方で出土された武器や装飾品から鋳造技術があった事がわかり、その頃中国でも蜜蝋を用いた鋳造技術が発達していました。
 日本への技術の伝来は中国大陸から朝鮮半島を経て、弥生時代中期(紀元前初期)頃と思われます。法隆寺釈迦三尊像、東大寺大仏殿前の八角燈篭の音声菩薩像は蜜蝋によって作られた 型鋳物の代表作です。
 以後日本では、原型を蜜蝋で作る鋳物は仏教美術や工芸の分野で続き、育ってきました。しかし、現在では広くこの素材や技法が生きているとは言い難い状態です。
 ともやすは日本古来の伝統的な技法を現代に生かし、ミツローの優しさや、柔らかさを活かした造形で最もモダンなジュエリーを作り続けております。



現代の技法を使って
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ロストワックスキャスティング法は代表的な精密鋳造法です。
 原型はワックスで作り、この原型の周辺を埋没材(石こう)で固め、次に加熱して原型
を消失させた(脱ろう)後の空間に貴金属を注ぎ、目的形状の鋳物を製造します。
 ともやすは原型を蜜 で作り、現代の技法に取り入れることで他に類のないジュエリーの世界を創りました。さらに独自の制作方法によりオリジナル性を高め、ジュエリーの楽しさを追求しております。



ともやすの蜜蠟 ―原型を作る―
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ミツバチは体から を分泌し巣を作りますがそれが蜜蝋です。その蜜蝋と松やにを混ぜて煮溶かすと原型制作用のミツローが出来ます。ミツローは人肌の温度の中で柔らかく伸びるようになり、又冷えると硬くなります。
 ここから、ミツローと作家の葛藤が始まります。それはデザイン図面に沿って原型を作るのとは異なり、作家の内なるイメージを具体化するために磨きぬかれた感性や集中力、形をよく知りぬいた能力が要求されます。
 自然の産物であるミツローはなかなか人間の意思通りにはなりません。ミツローの意思を聞きながら形づくり、ミツローが美しい表情を見せた時、原型が出来上がります。
 爽やかな風、時の流れ、心地よい音などがいつも、ともやすの深いテーマです。貴金属や宝石という何より美しい材料とコラボレートする形を作り、ご愛用いただけることが喜びです。



作品のもう一つの特徴
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30年以上作り続けている作品があります。流行にとらわれず、独自の感性を極めた作品で、現在も年齢を問わずに愛用されています。
 ともやす作品のもう一つの大きな特徴として鋳肌の美しさを活かした表現があります。
 原型を鋳造し、鋳型から取り出したばかりの形の表面は鋳肌と呼ばれ、人工的に仕上げたつや消しとは違い、手の感触そのままを写し出します。
 その鋳肌を、ともやす独特の美しい金の色と立体的造形や柔らかい曲線に活かし、感性豊かな創作活動にこだわりを持って取り組んでいます。




展示写真
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中央区銀座5-7-4 鳩居堂ビル地下1階
クレサンベール銀座店(京セラ株式会社直営店)
電話 : 03-3571-7869
営業時間 11:00~19:30
定休日 : 毎週水曜日


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